今年川西市は、市制50周年を迎える記念の年にあたります。e-kawanishiホームページでは、市制50周年を記念して、「川西小学校物語」と題し川西小学校の歴史を辿りながら、様々な角度から川西の昔の姿をお届けしてまいります!
 川西小学校は、126年の古い歴史を持ち、川西の中でも最も歴史の古い小学校のうちの一つです。学校の創立からの歴史を辿りながら、その歴史と共に変化してきた地域の様子や、川西小学校の出来事等を、「創立百周年記念誌 川西小学校百年のあゆみ」 に基づきお届けしてまいります!また「小学校懐かしの想い出」のコーナーでは、川西の小学校を卒業されたOBの皆様に、インタビューにて小学校時代の想い出を語って頂いています!
 川西に生まれ育ち地元をよく知る方も、川西へ新しく越してこられた方も、また、故郷川西を離れ、全国各地でご活躍されている皆さんも、懐かしい小学校時代を振り返りながら川西昔物語をご覧下さい!


あの木が倒れた
 本校創立以来、川西小学校健児の脳裏に強くやきついている柳の木、卒業式の送辞・答辞には、「校庭の柳の芽もふくらみ…」と必ずといってよいほど「柳」の文字がしめされた。「柳の根もと輪をかいて」と校歌にもうたわれ、幾多の川西小学校児童が声高らかに口ずさんできたのである。柳の木と川西小学校は切り離すことのできない"えにし"といえよう。
 昭和47年3月20日春分の日、この日は夜来の春の嵐で風雨の激しい1日であった。ちょうど昼、この柳の老木は大音響とともにポッキリと根もとから倒れた。祝日しかも雨降りとあって子どもはまったく校庭にいなかった。無言の励ましをもって川西小学校健児を見守りつづけた柳の老木の最後であった。
第2世の柳の木の植樹
 
一般に第2世を植樹する場合、初代の木が倒れたのちにおこなわれるが、たまたま46年度の卒業記念樹として、卒業生の手により、老木の近くに老木倒壊の3日前に若木が植樹されていた。老木も2世ができた安堵というか、しかも他にまったく被害を与えず、そして彼岸の中日に跡形をとどめぬまでに根もとから倒れたということは誠に不思議な出来事といえよう。2世の若木も親木ににて、すくすくと育つことを祈るばかりである。
風雪百年のツイタテ
 昭和41年12月20日、川西小学校広報部発行の公報川小に、当時PTA顧問の加茂勉氏は次のように記している。
 昭和47年3月、突如として襲った強い風雨のため川小と共に歩みつづけた老木、柳が終に倒れました。校長先生よりお知らせを聞き、学校に駆けつけました私は、根もとからポッキリと倒れている痛ましい姿を見て、しばらく言葉なく母を失った様な悲しさでした。永い伝統と輝かしい歴史とともに数千人はおろか、数万人にも及ぶ卒業生を、川西小学校のシンボルとして無言の励ましをもって見送ってくれた柳の最後でした。
 私はこの柳の一片なりとも何らかの形に届め本校に残したいと決心し、昭和48年8月猛暑の中、輪切りの作業を始めました。
 しかし、あまりの大きさに仕事は困難の連続でした。あれから1年、仕事の余暇を見てはこれの製作に専念しました。
 やっと今日川小PTAの文化祭に出品出来て、とてもうれしく胸がいっぱいです。今後在校生諸君や、卒業された先輩諸兄が、これにより、在りし日の思い出を偲んでいただくならば、これに勝る喜びはないと思います。
前進する故郷と川西小学校
 悲喜こもごも人それぞれの思い出を残して歳月が過ぎ去り、新しい世代にバトンを移行し、またされつつある。学制そのものの改革はもとより、社会の変遷にともなう諸情勢の変化に加え、社会動態による急激な人工増加は必然的に児童数に大きな変動をみせた。
 児童数の変化については、本誌末尾の資料に掲載したが、昭和12年にはじめて2000人をこえる児童を数えた川西小学校は、第二次世界大戦による学童疎開などが原因して、18年には2600人に達した。その対策として22年に久代小学校が本校から分離開校したのをはじめ、29年には川西北小学校が開校した。
 しかし、35年以降の住宅急増にともなう驚異的な人口増加は児童数の増加に拍車をかけ、41年には加茂小学校を分離開校し、以後、桜ヶ丘・加茂西・明峰の各小学校が分離して今日におよんでいる。明治11年本校の前身である上東小学校が近藤三郎氏を初代校長として開校以来、第14代として就任した西村健一校長の本年、めでたく百周年を迎えたのである。
 創立百周年を迎えた昭和53年5月1日における川西地区(旧川西町)で、川西小学校から分離開校した学校は6校、その児童数6676名を数え、川西小学校の児童1090名をあわせると、7766名に達している。
 今後地域社会の発展と調和して、名実ともにいっそう躍進することを疑う余地はないが、ふるさと川西を背景として、この地に育ちはぐくまれる児童がたゆみない努力により、格段の健全なあゆみをつづけてくれることを切望し、かつ念願してやまない。
 


(柳の木で造られたツイタテ)


 
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