「川西市商工会物語」と題し、今年創立50周年を迎える商工会の歴史を辿りながら、その時代その時代の商工会と、共に変化してきた地域の様子や出来事をお届けしてまいります。  
第八回 川西市商工会青年部

青年部の歴史
青年らしい創造力と行動力を発揮し、事業の後継者にとどまらず地域の後継者として、地域活性化の担い手でもある満40歳以下の若手経営者の活動組織として、川西市商工会青年部は、昭和49年2月25日に設立されました。
青年部は、商工会を形成する一部会で、商工会の事業を積極的に推進すると共に経営者としての資質の向上、地域の振興・発展、新しいまちづくりを目指し歴代部長のもと各種事業の展開を実施してきた。
設立当初より、部員の資質向上を目指しての各種研修会、視察を実施すると共に地域活性化のため市内で開催される各種イベントにも積極的に協力を行った。
昭和59年度より定款の改正により青年部長が理事に登用されることが内部的、対外的事業のより一層のステップアップにつながった。
平成11年度には、既に県下中学校で実施されていた「トライやるウイーク」をもう一歩進めた『川西キッズ商店』を市内中学生を対象として川西中央商店街にて行った。この試みは子供たちに商品販売を経験してもらい共同作業を通じて商店の成り立ちを体験する事により、自己の責任・協力・役割の分担の大切さを学び起業に直接触れることでたくましいベンチャー精神を育み、保護者と共に将来の夢・可能性を見出してもらおうとするものであった。県下でも初の試みで多くの新聞メディアにも取り上げられると共に、事業終了後、体験中学生、保護者から貴重な体験に関する感謝の礼状が青年部に届いた。この事業は大変な反響を呼び翌12年度には市内北部の大和西の空き店舗を会場として『第2回川西キッズ商店』がおこなわれた。
また、平成15年度には「青年部30周年記念事業」として『メッセージショップ創っ店』を行う。この事業は、個人の「個性」が創り出したモノを作り手のメッセージを添えて『商品』として、青年部が企画した店舗を介して、流通させようとするものであった。創作品を介して、作り手と使い手が交流を持ち、新たなコミュニケーションの輪を広げ、なおかつ今まで流通していない「モノ」を流通させることにより、新たな消費ニーズを探り、新しい事業モデルを研究することを主眼とした。平成15年5月31日のオープン日より平成16年2月29日の閉店日まで(実営業日205日)の期間にて出品者(作者)139人、出品(仕入)点数5,287点、売上点数3,185点、延べ購入者数1,598人と多くの方のご支援、ご協力をいただきました。この事業は各方面からの復活を望む声が多く、翌年一日限りとして「第5回かわにし商工まつり」のメインイベントとして完全復活し、多くの素晴らしい作品(商品)が出品され大盛況となった。
以上のように近年の青年部事業は、地域に根ざしたものをメインに展開、本年度も横断的な職種の部員からなる部の特性を生かして『くらしの相談会』という催しを成功させた。
今後は、これらの経験を商工会全般への活動にも反映させてもらうよう期待が高まっています。

 
市政30周年記念パレード   創っ店
     
 
創っ店    
     
 
第1回川西キッズ商店   第2回川西キッズ商店
     
 
暮らしの相談会    


我々が青年部に在籍する理由・・・
『青年部の誓い』にも掲げられ、我々の地域における使命は明確な筈なのですが『言葉』で解かっていても、なかなか『方法論』として理解できない。つまり、これが『青年部』に入部された新人さんが、必ず口にする「青年部って何をするんですか」そんな詰問を受けなければならないことに起因している。当然の疑問なのかもしれません。
しかし、『何をするのか』ではなく、『何をすべきか』を考えるのだと思います。
考えて。考えて。考えぬいて。然るべき意識の高揚が図れるのでしょう。
在籍中に経験している青年部事業の数々『キッズ商店』や『メッセージショップ創っ店!』、昨年行なった『暮らしの相談会』これらは絶好の機会でありました。
その活動に、間接的、直接的、時にはどっぷり浸かり、商工業者と地域住民、そして地域行政との関わり合いを目の当たりにしてきた経験。事業成功へむけて数々の討議がなされた事。もちろん反省点も多々ありましたが、こうした活動が多くの部員を『考える』意識に変えていったと思います。
最近。部内ではこんな話題が論議されます。
歴史が始まる時(青年部も含めた商工会組織設立の時)同志である仲間と集うことは、決して楽しいことばかりではなかったのだ。時には、悩み、苦しみ、成功に向かって歯を食いしばり闘ってこられた現実があるのだと・・・。我々も、与えられたツールだけに甘んじてはならないのだ。これからの時代に相応しい組織づくりを目指さなければならない。それが組織後継者たる我々の役目であろう。
私を含めた自営業者は、地域に選別される時代へ突入している事実を知っています。
昨今景気の影響もあり、懸念される部員数は、何倍にも膨れ上がるものではありませんが、部員個々の意識レベルはかなり高い次元に集合しているよう感じずにはいられません。
いわゆる実働部員(積極的な参画意思を持つ部員)の部全体に対し占める割合の増加が、これを裏付けております。
平成10年7月。私が知人の勧めもあり川西市商工会青年部に入部した年です。
入部から8年目を迎えた現在、ありがたく部長職を引き継がせていただいております。
『形』あるもの、そこには歴史があって、存在した意義があり、必ず理由がある。
この成果を、今まさに『青年部』と融合させたい。そう感じております。
その意識が、今後も会員に必要とされ、地域に必要とされ、時代に流されず成長を遂げる組織の原動力になることと信じます。
諸先輩方々の創設からのご熱意を、これからの新人青年部員さんにも引き継いでいき、同志である部員皆で実りある活動を続けていきたいと思います。

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